dvipdfmxに関するメモ

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環境は、CentOS 5.4 x86_64です。
デフォルトで、dvipdfmxはパッケージとして提供されていません。なので、自分でコンパイルもしくはrpmパッケージを拾ってくる必要があります。
今回は、使えそうな良いパッケージが見付からなかったので、仕方なくソースをコンパイルしてインストールしました。

ダウンロード

dvipdfmxの本家のサイトから、ソースファイルをダウンロードしてきます。
なぜかIEで見るとスクロールバーが表示されないので、注意。(firefoxだとOK)
http://project.ktug.or.kr/dvipdfmx/

直ダウンロード先
http://project.ktug.or.kr/dvipdfmx/snapshot/latest/

コンパイル

ダウンロードしたファイル(tarball)を展開します。
$ tar zxvf dvipdfmx-20100328.tar.gz
(ファイル名は、ダウンロードしたものを使う)

コンパイルをします。
$ cd dvipdfmx-20100328
$ ./configure
$ make

インストール

いつも通り、rootになってインストールします。
$ su
# make install

最後に、tex関連のパスを通しておきます。
# mktexlsr
これを忘れると、dvipdfmxを実行したときに、次のエラーが表示されます。(躓きやすいので注意)
** ERROR ** Could not open config file "dvipdfmx.cfg"

設定

ここからが非常に重要で、これをしないと完全に動きません。ここで躓いて、1時間くらい悩みました。

まず、そのままでdvipdfmxを実行すると次の警告が表示されます。
$ dvipdfmx [何らかのdviファイル]
** ERROR ** Could not find encoding file "H".

フォント関連のエラーで、パスが通っていなので、さっさと追加してしまいます。
設定ファイルは、texmf.cnfです。locateコマンドで検索して、編集してしまします。
あと、GhostScriptを事前にインストールしておいてください。

# vi `locate texmf.cnf`
CMAPFONTS = .;$TEXMF/fonts/cmap//

CMAPFONTS = .;$TEXMF/fonts/cmap//;/usr/share/ghostscript/8.15/Resource/CMap//

これで、使えるようになるはずです。(8.15の部分は、GhostScriptのバージョンです。適切なものに変えてください。また、バージョンアップ時に変更する必要があるので、注意してください。)

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このページは、enjoypcが2010年4月10日 09:40に書いたブログ記事です。

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