Apache について説明します。
設定、使用法については、私の環境(Vine Linux 4.2) で説明します。また、Apache のバージョンは、2.2.3 です。
Apacheとは、Webサーバを構築するためのアプリケーションです。非常に有名なソフトで、よく利用されています。
インストール
Apacheを使用するには、パッケージがインストールされている必要があります。Vine Linux 4.2の場合は、インストール時にすべてのパッケージにしていれば、少なくとも入っています。(詳細は不明)
確認するには、以下のコマンドで調べることができます。
$ rpm -qa | grep apache
apache2-2.2.3
インストールされていなければ、apt-get を使ってインストールします。
# apt-get install apache2
設定
Apache の設定ファイルは、/etc/apache2/conf/ の中にあります。メイン設定ファイルは、/etc/apache2/conf/httpd.conf です。このファイルを開き、以下の点を変更します。
ServerAdmin 管理者のメールアドレス
ServerName ホスト名
DocumentRoot ホームページのあるパス
Apache を起動します。すでに起動している場合があるので、そのときは、start を restart にしてください。
# /etc/init.d/apache2 start
もしくは
# service apache2 start
ホームページを設置し、ウェブブラウザで、アクセスして動作しているか確認してください。
このときのアドレスは、http://localhost/ もしくは http://127.0.0.1/ です。
正しく表示されれば、OKです。OS起動時に、Apache を起動するようにします。
# chkconfig apache2 on
確認します。太字の部分が同じならOKです。
# chkconfig --list apache2
apache2 0:off 1:off 2:off 3:on 4:on 5:on 6:off
これでWebサーバの設置が完了します。
正しく表示されない時
ファイアウォールがブロックしているのかもしれません。setup コマンドを実行して、ファイアウォール設定で、カスタマイズを選び、WWW(HTTP) にチェックを入れてください。
セキュリティ強化
セキュリティに少しだけ強くします。設定ファイルを再び開き、以下の点を変更します。
# サーバのOSの種類とApacheのバージョン情報を隠します。
ServerTokens OS → ServerTokens ProductOnly# インデックスを表示させないようにします。
Options Indexes FollowSymLinks → Options FollowSymLinks
ほんのわずかに強くなりました。設定を適応するため、Apache を再起動します。
# /etc/init.d/apache2 restart
もしくは
# service apache2 restart
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