前回紹介した、MIDI2WAVE。
現在、それに使われているTiMidity++のサウンドフォントを全面的に変更しています。
具体的には、サウンドフォント自体の入れ替え、音量の調節です。
簡単に言ったらこれだけですが、実際は、かなりの時間がかかります。
現在やっている方法等を紹介したいと思います。
サウンドフォントを探す
まずは、サウンドフォントがないと始まらないので、それを探します。インターネット上に、フリーで配布されている物が多いのでそれを使います。
代表的なサイトがsf2midi.com だと思います。ダウンロードするには、ユーザ登録が必要です。
http://www.sf2midi.com/
1個ずつダウンロードして、音を聞いてやるのが1番良いのですが、ダウンロード時間が長かったりして、面倒です。
そういうときは、レビューサイトを参考にすると良いです。私の参考にしたサイトを紹介します。
非常に詳しく書かれていて、役に立ちました。ここで紹介されているサウンドフォントを主に使っています。
サウンドフォントからCFGファイルを作る
TiMidity++でサウンドフォントを使うには、CFGファイルを作らないといけません。
soundfont ファイル名 order=0
と書いても良いんですが、これだとあとで音量調節が出来なくなります。また、Windows GUI で使うときに、トレーサで楽器名が表示されません。
なので、サウンドフォントから1つずつ楽器を取り出してCFGファイルを作成するツールを使います。
Cfg For SoundFont
http://xm.at.infoseek.co.jp/timidity/timidity_pp_w32_get.html
これ使ってCFGファイルを作成します。
cfgforsf サウンドフォント CFGファイル
で作成できます。詳しくは、説明書を読んでください。
音量を調節する
CFGファイルを開いて、リストを確認します。
bank バンク番号
プログラム番号 %font サウンドフォントファイル名 サウンドフォントバンク番号 サウンドフォントプログラム番号
という風に書いているはずです。
例)
bank 0
0 %font soundfont.sf2 0 0
この後ろに amp=数値 と記述して音量を調節します。
%単位で100で変化なしです。だたし、省略した場合は、TiMidity++側で自動調節が行われるため、100とは限りません。
地道に調節していきます。
私は、自動調節用のプログラムを作成したので、それを使っています。
サウンドフォントをカスタマイズする
サウンドフォントがいっぱいになってくると、ファイルが多くなり管理がしにくくなります。また、TiMidity++自体の動作速度が落ちます。
なので、サウンドフォント編集ツールを使って行います。
Viena と言うソフトを使います。Viena はSynthFont がリリースしているフリーソフトです。
ややこしい物に、Vienna があります。これは、Creative がリリースしている、Sound Blaster シリーズ用です。Vienna を元に Viena が作られています。
SynthFont
http://www.synthfont.com/
以上が私のとっている方法です。
MIDI2WAVE の開発版ページにて、今回入れ替えたサウンドフォントを適応しています。
URLは、https://www.letstryit.net/~enjoypc/midi2wave/ です。
要望等があればよろしくお願いします。
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