動作確認を・・・
昨日基板が完成したので、仮組をしてみました。
まず、トスリンクの入力の基板を作成し、各種ケーブルを作ります。ケーブルは、今日の朝にQIコネクタを注文したので、本組はそっちをつかいます。
オペアンプでレールスプリッタ回路を作成します。ボルテージフォロワーを組めばOKです。
このあたりは、本組したときに回路図を載せます。
ケーブルの接続に注意して組み立てます。
あれ?音がでない・・
光デジタルケーブルを繋いで、確認してみましたが、何もなりません。
色々と試した結果、ジャンパーが間違っていたようです。RXP3からの入力だったので、ジャンパーを全部接続しました。
わかったこととして、RST入力は、電源を入れてから1秒ほどたってからHIGHにする必要があるみたいです。やっぱり遅延回路は必要だったみたいですね。
鳴ったのは良いが・・・
音割れしてます。しかも、右チャンネルからのボリュームが異常に小さいです。
ここで、電源がおかしいと判断して、一時的に2個のACアダプターで両電源を作ることにし、動作させました。
多少は改善しましたが、やっぱり音割れしているし、右チャンネルは相変わらず小さいまま。抵抗やコンデンサの容量を疑いましたが、どう見ても設計図通りです。
で、テスターで音声出力の電圧を測って見たところ、-7VのDCオフセットがあることが判明。異常ですね。
ここで、PCM1794Aのデータシートと回路図を確認したところ、間違いがあることが判明。
最終段のオペアンプの入力+-が逆になっていることがわかり、パターンカットとジャンパー線でパッチ処理。あれだけチェックしててもエラーは、あるものですね。
取りあえず、これで、左チャンネルの出力が完璧になりました。DCオフセットも、0.4mVとOKです。
右チャンネルがでない・・・
右チャンネルが完璧に出なくなりました。どうやらリークかクロストークか何かで、右チャンネルがなっていたようです。
テスターで怪しいところを探すこと1時間。PCM1794Aの半田不良と判明。VCCRの端子が浮いており、電源が供給されていないことがわかりました。
VCCRは、写真の手前一番左の端子です。半田を吸収しすぎて浮いていたようです。
半田付けすると、無事に右チャンネルからも出力されるようになり、正常動作しました。
動作中で、オペアンプの発熱が結構あります。DACは、ほとんど発熱してませんでした。オペアンプは、触るとかなり熱いです。
レールスプリッタ
ACアダプタ2個の両電源で動いたことを確認したので、ACアダプタ1個でオペアンプの分圧で動作させます。
取りあえず、ボルテージフォロワーを1つくんで動作確認。
すると、一瞬音がなって、電源が切れます。テスターで負電圧を測定していて、リセット解除後に、-12Vから-18Vになって一気にバランスが崩れていることがわかりました。
電流不足ですね。
取りあえず、デュアルオペアンプなので、2つ目のボルテージフォロワーを組み、再度動作確認。
結果は1つの時と同じでした。やはり電流不足。
となると、2つめのオペアンプを用意して、さらに2つのボルテージフォロワーを追加。
すると、今度は動作し、音が出ました。ACアダプタ2個の時と比べると、音質が落ちています。やはり、分圧でなく、ちゃんとした両電源を作るほうがいいですね。
ブレッドボードで仮組です。ユニバーサル基板で作る予定です。オペアンプを3-4個くらい用意した方がよさげですね。
取りあえず動作確認ができたので、次は、本組です。ケース実装までできると良いですが、基板を作って終わりでしょうね。
コメントする