DAC用のレールスプリッタ

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ようやく時間がとれました

以前の記事から1ヶ月ほど経ってしまいました。期末テストがあったりレポート提出があったり、さらにはインフルエンザに感染するなどいろいろとあり、時間がまったくとれませんでした。2月から休みなので、やっとDACの製作に取りかかることができます。

レールスプリッタの作成 回路図編

時間が経って、少し忘れかけていますが、レールスプリッタの話です。

このDACでは、24Vの電源から±12Vの電源を生成する必要がありました。生成するためにレールスプリッタを作成する必要があります。専用のICもありますが、入手が面倒なので、オペアンプLM358Nで代用します。

サクッと回路図とパターン図を作成しました。

レールスプリッタ 回路図レールスプリッタ パターン図

単純なボルテージフォロワー回路を4つ作っています。2個では電力不足になり、動作しない可能性があると思ったので、2個のICを使って4個にしています。

実験したところ、オーディオ用オペアンプNE5322では、1個では動作しませんでしたが、LM358Nでは、1個でも動作しました。ですが、余裕を持って2個使用します。(ちなみに、念のためと思ってLM358Nを4個も買ってきました(笑))

あと、レールスプリッタが生成したグランドを、仮想グランドと言いますが、その仮想グランドの先に、ある程度容量の大きいコンデンサを付ける必要があるようです。実験では、付けずに動いていましたが、470u以上のコンデンサを付ける方が良いようです。

レールスプリッタ 実装編

ユニバーサル基板で作ります。使うのは、以前Amazonで購入した格安基板です。それを、半分の大きさにのこぎりで裁断しています。

レールスプリッタ 基板実装 コンポーネント側レールスプリッタ 基板実装 パターン面

相変わらずパターン面の半田が雑ですね。スミマセン。

もっと小さく基板をカットできますが、コンデンサを追加で付けたりするかもしれないので、このままにしています。

ICは、ソケットなしで直づけにしました。パターンを作ってる時に、半田ごてを長い時間当てており、触るとやけどするくらいにICが熱くなっていましたが、その程度では壊れませんでした。元々ICは熱に強く、前にも同じようなことをしましたが、特に異常はありませんでした。

動作確認

結果ですが、問題なく動作しています。正しく、±12Vになっています。ですが、負荷が大きくなるとこのバランスが若干崩れるようで、0.4Vくらいの誤差がでます。0.4Vくらいであれば、問題なく使用でき、9Vの三端子レギュレータが誤差を吸収してくれます。

ICの発熱は少なく、ほんのり暖かくなる程度です。DACのオペアンプほどは発熱しません。

終わりに

ほぼ部品がそろいました。あとは、ケースに組み上げるだけです。ケース加工が得意でないので、時間が掛かりそうです。

あと、S/PDIFの入力基板を紹介していませんが、これはまだ実験段階中です。一応オプティカル入力を1個つけた実験用の基板を作りましたが、コアキシャル入力もほしいと思ったので、それを付けるかどうかを考えています。

 

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このページは、enjoypcが2011年2月 5日 14:22に書いたブログ記事です。

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