DAC CS8416+PCM1794A 完成・音質評価

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DAC本体 フロントDAC本体 リアDAC本体 内部1DAC本体 内部2

やっと完成しました!

マイコンを搭載し、LCDとボタンで制御できるようにしました。それと入力を3つに増やし、マイコンで切り換えることができるようにしました。

できあがりの内部は、かなりごちゃごちゃしてしましました。ケーブルが多くて、これでもまとめて綺麗になった方です。もっと綺麗に整理をしないとノイズがのってしまいそうです。

マイコンボードは、電源ボードの上に配置してみました。長いネジでを使って固定しています。ちょうど良いスペーサーが無かったので、ナットで固定しています(写真には写っていません)。

マイコン制御に関しては、DAC制作時に計画になかったため、LCDに表示される内容がかなり少ないです。CS8416をハードウェアモードで動作させているためであり、ソフトウェアモードで動作させればもっと柔軟にコントロールできていたはずです。

あと、プッシュスイッチですが、LED付きのスイッチで、固定はワンタッチになっています(秋月で入手)。ですが、固定用の穴を開けるときに若干大きくなってしまったので、そのままではうまく固定されず、ぐらついてしまいました。そのため、グルーガンで、1点固定してぐらつきを無くしました。あまり多く付けてしまうと、ボタンが動かなくなるので、固定には注意が必要でした。

気になる音質は

機械的な測定として、RMAAという音響測定ソフトを使用して計測しました。使用したサウンドボードは、ONKYO SE-200PCIです。

SE-200PCIのSPDIF出力とDACを接続し、DACのアナログ出力をSE-200PCIのLine-inに接続してます。サンプリングレートは、44.1k、48k、96k、192kです。ビット数は、すべて24ビットです。ただし、SE-200PCIの192kの録音は非対応なので、正しい結果ではありません。

HTML形式の出力をアップロードしておきます。

DAC 44.1kHz 評価 Very Good

DAC 48kHz 評価 Excellent

DAC 96kHz 評価 Excellent

DAC 192kHz 評価 Very Good(不正確)

かなり良い結果が出ています。周波数特性がほんの少し悪く、カットオフ周波数が若干低いようです。左右の音圧にずれがほとんどありません(抵抗を1つずつ計測したのが良かったか)。

歪みは、THDが若干悪いと出ていますが、IMDが良いのでよしとします。

参考までにSE-200PCIのループバックの評価の一部を付けておきます。

SE-200PCI 44.1kHz 評価 Excellent

SE-200PCI 96kHz 評価 Excellent

 

実際のヒアリングしてみると、解像度が高く、鮮明に聞こえます。ただ逆に、高音域にざわつきがあるように聞こえるときがあります。オペアンプを変えればこの特性が変わると思うので、暇なときに試してみようと思います。

現在使用しているオペアンプが、OPA2604APで、このオペアンプは、どちらかというとヘッドフォンアンプ向けのオペアンプです。聞いた音の特性の感想は、低音が強く出て、高解像度です。

やはり直接イヤホンを繋ぐと電力不足になってしまい、音質が落ちてしまいました。ヘッドフォンアンプが必要です。

あと、ハムノイズがすこしありました。ケースにグランドを落とせば、低減されると思います。

今後は

マイコンのソフトウェアがかなり中途半端なので、アップグレードをします。

また、レベルメータを付けようと思っています。ためしに、AD変換ポートに直接出力を繋いでやってみましたが、音が歪み使え物になりませんでした。オペアンプで、全波整流して、ローパスフィルタを通せばできるようです(ネットで調べて、ブレッドボードで実験済み。歪みは最小限に)。

あとヘッドフォンアンプを、現在制作中です。一応予定では、持ち運び可能な小型の物と、据え置いて使用する物の2種類を製作予定です。

やっとけりを付けられましたね。

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コメント(2)


私もPCM1794Aで作ろうと思っています。基盤は眠っています。
といっても、FujiwaraさんのKITですが、、、
RMAA測定はSE-200PCIが足を引っ張っていると思われます。
それ以上の結果はでないのでは、、
きっと作成されたDACはもっと良い性能だと思います。

ASUS Xonar Essence STX あたりのサウンドカードに変えて
みてください。。

ちなみに、私が、昔作ったPCM1704パラでは110以上のs/n測定でした。測定はE-MU 0404 USBを使いました。

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