デスクトップPCに音響を良くするために、サウンドボードをのせています。
それは、ONKYO SE-200PCI です。
このボードは、2ch専用アナログ回路が搭載されているので、ステレオの音質は最高です。
もちろん2chだけでなく、7.1chのサラウンド出力も搭載しています。しかし、それらは2ch専用回路に比べると劣ります。
2chアナログ出力、つまり音楽CDに関しては、最高の音質で聞くことが出来ると言う物です。
しかし、このボードには少々癖があります。それは、音量が調節できないと言うことです。もちろんミュートとかも出来ません。具体的に言うとマスターボリュームが動かなくて、それ以外のボリュームは動きます(WMPのボリュームなど)。
スピーカ接続するときは、そっちのボリュームを使えば十分この癖をカバー出来きます。しかし、ヘッドフォンやイヤホンで使うとき、ボリュームが動かないので不便です。
イヤホン(SHURE E4c)を使っているので、このボードにつないだ瞬間爆音が鳴ります。
こういう時は、イヤホンと出力の間にボリューム(減衰器とかアッテネータとか言われていますね)をつけます。しかしこうすると、そのボリュームの性能によって音質が変化します。通常ボリュームは安価な可変抵抗と呼ばれる物で作られているので、基本的に音質がガクッと落ちます。SHUREの高級イヤホンに付属しているボリュームも高音が出にくなり、さらに左右のバランスが崩れるときがあります。
なので今回は、ただ単に音量を一定量減衰させる「固定ボリューム」を製作することにしました(と言うより、もう作りました)。部品を買いに行くのが面倒なので、有り合わせで作りました。
回路図・設計図
抵抗値は、ありあわせなので適当です。どれだけ減衰しているのかは計算していません。
点線で囲ってある部分が、ボリュームです。左右両方あるので2つ必要です。
本当は、ロータリースイッチを使って、半固定ボリュームみたいにすると便利なんですが、安価なロータリースイッチは、接点の問題があるようなので、やめました。
ちなみに、以前それを製作したことがあり、それはロータリースイッチが回らなくなり、ドライバーで無理矢理回そうとして、軸を折ってしまいました。
次回、製作した物を紹介します。
コメントする