Xperia Arcのカメラ性能が結構良いらしいので、適当に取ってみました。
Xperia Arcは暗いところでも強い
その前に仕様を見ておきます。
- ソニー製裏面照射型CMOSセンサー "Exmor R for mobile"搭載
- 解放値F2.4レンズ搭載
- 高輝度LED搭載
まず、裏面照射型CMOSセンサーという言葉が出てきています。
これは、ソニーが開発したCMOSセンサーで、光を受けるセンサー部をカメラの表面部に持ってきて、光を取り込みやすくする物だそうです。今までは、電気配線がセンサーとの間にあり、光が取り込みずらかったそうです。光が取り込みやすくなったと言うことは、暗いところでも明るく取れると言うことを意味しています。
次に、F2.4のレンズを搭載しています。F値は、小さいほど明るく光を通しやすいことを示しています。このXperia Arcは、F2.4という明るいレンズを搭載しています。(SH-06Aは、F2.8レンズでした)
最後に、高輝度LEDを搭載し、暗い場所でも明るく照らすことができます。しかも、自動でLEDのオンオフが制御されるようになっています。
これらから要するに、「暗い場所でも明るく撮れます」ということがわかります。
Xperia Arcで撮ってみた
適当に撮ってみました。少ないですが・・・
撮った写真をそのまま載せているので、向きがグチャグチャです。
どちらの写真も屋外で、明るい状態で撮影しました。ノイズも比較的少なく、色鮮やかに撮れています。
左の写真は、空がオーバー気味になっています。空と小屋の明暗の差が大きすぎたのが原因でしょう。コンパクトデジカメでも、こんな感じだと思います。
画素数的には、約800万画素で、1000万画素を超えているカメラもあることを考えると、やや少ないです。ですが、画素を上げると素子が小さくなるので、ノイズがのりやすくなり、荒く見えてしまうので、これくらいがちょうど良いです。(SH-06Aは、1000万画素でした)
カメラの向きですが、加速度センサーかなんかで判別しているようで、Exifの回転に対応していれば、自動的に回転表示されます。SH-06Aは、加速度センサーではなく、開いて持っている時、縦、画面を回転させて閉じた状態の時、横となっていたので、面倒でした。
SH-06Aでは、カメラのシャッター音がうるさく、目立っていたので、あまり使っていませんでした。Xperia Arcでは、そこまでシャッター音がうるさくないので、気軽に撮れます。
全てAndroid標準についているカメラアプリケーションで撮影しています。
暗い場所での撮影
夜に外を撮影してみました。初めて撮影するので比較できません。ノイズも明るいときと変わらずに少なく、そこそこ明るく撮れていると思います。
暗いとシャッタースピードが遅くなり、手ぶれが出てしまいますが、これはまだマシです。どちらかというと、ピントがしっくり来てなく、文字が読み取りづらくなっているように見えます、
おまけ HDR撮影
サードパーティでHDR撮影できる「HDR Camera」というソフトがあったので、HDR画像を撮影してみました。
この「HDR Camera」では、3枚の露出が異なる写真を撮影し、合成して、HDR画像を生成するようです。なので、シャッター音が3回鳴ります。
標準設定を用い、Android標準カメラソフト(左)とHDR Camera(右)で撮影しました。
HDR画像では、明るい部分と暗い部分の両方がつぶれずに撮影できます。ですが今回の写真は、あまりHDR画像らしくありませんでした。
HDR Cameraの欠点が少しあります。シャッター音が結構うるさいことです。3回なるので、さらにうるさく感じます。あと今回のように、設定によってはHDRのメリットが出にくいことです。細かく調整する必要がりそうです。
レンズ性能
タイルを撮影しました。大学の建物の壁です。
レンズ歪みですが、思っていたよりも少ないです。画像の下部(縦に構えて撮影した画像を横画像として表示しているので、サムネイル・リンク先画像の向きでは右)で目立っていますが、このタイル自体少し曲がっていたのと、手で構えていたので、多少ずれていたということも考えられます。
四隅の明るさですが、問題ないレベル、気にならないと思います。あまり暗くなっていません。
その他、操作面、機能面など
シャッターボタンが少し押しにくいです。ボタンが小さいのと、少し奥まったところにあるので、押したときにぶれやすいです。
縦に構えて撮影するときは、タッチパネルをポンっとタッチして撮影すると楽に撮れます。横に構えているときも、こっちの方が楽かもしれません。
シーン検出があり、シーンに合わせて撮影されています。勝手にシーンに合わせて、動作しているようです。動作すると、色合いなどが変わります。また、シーンは複数用意されており、自分で選択することもできました。
顔検出も入っており、そこそこの精度で検出していました。SH-06Aは、ほとんど検出されませんでした。顔検出が使えるようになりましたが、私は、風景と小物ばっかり撮っているので、あまり使わない機能でもあります。
標準ソフトでは、接写ができません。マクロ設定が見当たりませんでした。被写体から15cm以上離れないとピントが合いません。サードパーティ製のソフトを使えばできるかもしれませんが、調査していません。
まとめ
結構使えます。ちょっと外に行って撮影っと言うときに、コンパクトデジカメではなく、これだけでいいとおもいます。コンデジくらいの性能はあると思います。
問題は、撮影枚数でしょうね。数十枚くらいなら余裕です。数百枚は、きついかもしれませんね。
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